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Posted by みやchan運営事務局 at

2011年03月29日

桜のはなびらのシャワー 夕月絵本14

[夕月絵本14]

 桜の花びらのシャワー

いい天気だね
桜の花びらのシャワーがいっぱい
美しいね
春のこもれび
大好き
寝ころびたくなるね

うん、いい・・・。
春の香りがするよ
さかなの香り
またたびの香りと
恋愛の香りも
遠くから風に乗って
流れてくるみたい
待ち遠しいなあ

  


Posted by 友愛社 at 09:54Comments(0)夕月絵本

2011年03月28日

西米良村小川民話館 森の自然布展

 
 
宮崎県と熊本県の県境に位置する西米良村小川地区は、一ツ瀬川の支流・小川川の渓流沿いに
ある静かな村です。かつて米良郷一帯を治めた菊池氏の居城のあった場所がその中心地で、
中世の山城を復元した民俗資料館、民話館、山仕事の小屋を再現した作小屋村などがあり、
多くの来訪者を集めています。
この民話館で、3月19日から31日まで「森の自然布展」が開催されており、「茶臼原自然芸術館」
の通所者の皆さんが制作した作品が展示されています。

主な展示作品は、茶臼原自然芸術館の指導員・横田康子とその仲間たちの楮布、葛布、
紙布、藤布、山桜染野の紬などです。森から得られた自然素材の布が、のどかな風景と
よく調和し、来館者も喜んで見て下さっています。茶臼原自然芸術館の作品も、楮布、
裂き織りのタペストリー、巻きエプロン、草木染めの帽子などが揃い、会場に彩りを添え
ています。
 
山桜や桃の花が咲き、クマタカが高い空を飛ぶ「平成の桃源郷」小川の里へ
皆さんもおでかけになってはいかが?
ちなみに「おがわ作小屋村」のお昼ごはんは、
ご飯に汁ものプラス12種類の豆皿におかずの入った「作小屋ご膳」、
「猪そば」「煮しめ定食」「鹿肉のからあげ」「おからコロッケ」などが絶品。
    


Posted by 友愛社 at 11:30Comments(0)自然芸術館

2011年03月11日

和紙の起源 [夕月絵本13]

[夕月絵本13]
 

和紙の起源

つる性の植物「楮(こうぞ)」は、古来、紙の原料として用いられてきました。
この楮の繊維はまた、糸になり、「布」としても利用されました。
「木綿(ゆふ)」「太布(たふ」などと呼ばれた白い布のことです。
そしてこの白い繊維「木綿(ゆふ)」は、神を招き、神が宿る「依り代」として神事に用いられました。
お祓いの時に神官さんが持つ、榊にとり付けられた白い繊維がそれで、これが御幣の原型です。

古代、大分県由布岳のサンカ(山の民)の伝承に、この楮から紙を発見するくだりがあります。
少し長いけれど転載します。
「あるとき、箕を編む材料である梶=楮の木を長く池に浸けておいたところ、
夏の炎熱の日に照らされてどろどろに溶けた上澄みが出来た。
それをすくい取って天日で干すと、たちまち乾いて一枚の薄布が出来た。
それを天照大神に献上すると大神は大いに喜び『カジミユフ』と名付けた」
田中勝也著「サンカ研究」(翠楊社)

茶臼原自然芸術館で今年、楮から糸を採る作業の過程で得られたものは
まさに、この「カジミユフ」の状態のもので、和紙の起源に直結する紙でした。
それに夕月さんが次々に絵を描き、メルヘンの世界へと誘われる作品群が生まれたのです。




  


Posted by 友愛社 at 09:04Comments(0)夕月絵本

2011年03月07日

楮の繊維から和紙が採れたよ [夕月絵本12]

夕月絵本12


 楮の繊維から和紙が採れたよ

茶臼原自然芸術館では、茶臼原の森から楮を採集してきて、
その繊維を採り、糸にして、楮布(こうぞふ)を織っています。
それは「自然布」と名付けられて皆さんに喜ばれています。
今回は、その楮の繊維を採る過程で、水に溶けた繊維の上澄みから
和紙が採れました。原始的な紙の製法ですが、十分、使用に耐えるものです。
その和紙に夕月さんが、素敵なフクロウの絵を描いてくれました。
  


Posted by 友愛社 at 15:07Comments(0)夕月絵本