2011年11月30日
干し葉藍でウールの糸とシルクストールを染めた
干し葉藍の染色 ウールの糸とシルクストール
「干し葉藍」とは、藍草を収穫し、天日で乾燥させて保存したものである。藍染めは、藍甕で藍を建ててそめる「本藍染め」が主流だが、この干し葉藍でも鮮明な青が染まる。
茶臼原自然芸術館では、これまでに館の裏手の「じゅうじ農園」や、空き地を開墾した畑、休耕田の隅などで藍を育て、収穫してきた。保存しておいた藍は、何回も染めを重ねた本藍染めほど深い藍色には染まらないが、一年以上保存でき、折りにふれ染色に利用できる重宝な染料である。
□まず、保存しておいた干し葉藍を水洗いし、煎じる。
□沸騰して15分ほど経ったところでソーダ灰を入れてかき混ぜる。この工程で藍草に含まれていたインヂゴ成分が溶けるのである。
□ハイドロサルファイトを入れ、さらに煮沸を続ける。これにより、藍が還元し、黄色い染液が得られるのである。
□10分~15分煮沸したところで、葉を取り出し、染液を確保する。
□洗って脱水しておいたウールの糸を入れ、染める。
□染液に浸した糸はまず黄色に染まり、空気に触れると緑色から青へと変わってゆく。藍染めでは、空気中の酸素が媒染剤の役割を果たすのである。
□染まった布を水洗いし、酢酸の入った水煮15分ほど浸け、水で濯いで干す。
□やや紫がかった青が染まった。
□同じ染液でシルクストールを染めた。工程はウールの糸と同じ。
□布に絞りを入れ、5分ほどかき混ぜながら染める。ウールより青味の強い藍色が染まり始めた。
□水洗いし、酢酸の入った水に15分浸し、水洗いして干す。
□あざやかな藍色が茶臼原の空の色に反射し、布が風に翻った。
「干し葉藍」とは、藍草を収穫し、天日で乾燥させて保存したものである。藍染めは、藍甕で藍を建ててそめる「本藍染め」が主流だが、この干し葉藍でも鮮明な青が染まる。
茶臼原自然芸術館では、これまでに館の裏手の「じゅうじ農園」や、空き地を開墾した畑、休耕田の隅などで藍を育て、収穫してきた。保存しておいた藍は、何回も染めを重ねた本藍染めほど深い藍色には染まらないが、一年以上保存でき、折りにふれ染色に利用できる重宝な染料である。
□まず、保存しておいた干し葉藍を水洗いし、煎じる。
□沸騰して15分ほど経ったところでソーダ灰を入れてかき混ぜる。この工程で藍草に含まれていたインヂゴ成分が溶けるのである。
□ハイドロサルファイトを入れ、さらに煮沸を続ける。これにより、藍が還元し、黄色い染液が得られるのである。
□10分~15分煮沸したところで、葉を取り出し、染液を確保する。
□洗って脱水しておいたウールの糸を入れ、染める。
□染液に浸した糸はまず黄色に染まり、空気に触れると緑色から青へと変わってゆく。藍染めでは、空気中の酸素が媒染剤の役割を果たすのである。
□染まった布を水洗いし、酢酸の入った水煮15分ほど浸け、水で濯いで干す。
□やや紫がかった青が染まった。
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□布に絞りを入れ、5分ほどかき混ぜながら染める。ウールより青味の強い藍色が染まり始めた。
□水洗いし、酢酸の入った水に15分浸し、水洗いして干す。
□あざやかな藍色が茶臼原の空の色に反射し、布が風に翻った。
みなさん、今週末のご予定は?
「ホウの葉染めワークショップ」のお知らせです。
ところで、藍って見た事ありますか?
今度は藍染めワークショップやりますよ~!
ワークシップ「自然布を織る」苧麻編 参加者募集です。
木もれび クラフト市に出店します。
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Posted by 友愛社 at 08:36│Comments(0)
│自然芸術館