2010年06月03日
モーちゃんの募金箱
口蹄疫が流行し、友愛社で飼っている三頭の牛も処分されるそうです。
わたしが、ときどき会いに行って、仲良しになっていた牛たちです。
この牛たちは、友愛園の子どもたちが育てた牛で、わたしも友愛園にいたころは
世話をしたのです。そして、そのなかの一頭の牛のおなかには赤ちゃんがいるのです。
何日か前に、友愛園の裏に大きな穴が掘られていました。
あの牛たちはここに埋められるのでしょうか。
いまは、あの牛たちに会いたくても、牛小屋の近くは立ち入り禁止になっていて、
会うことができません。
わたしは悲しくなって、なにか協力できることがないかと思い、
募金箱を作りました。
そしたら、自然芸術館の仲間たちなどが、つぎつぎに募金に参加してくれました。
みんな、ありがとう。
牛さん、いままでありがとう。
[がんじいのひとこと]
茶臼原自然芸術館の通所者の皆さんは、それぞれに障害をもちながらも、
懸命に「自立」に向けた訓練を続けています。その方たちの給与(工賃と呼ばれる)は、
一日500円。その中から差し引かれていた施設使用料は、政権交代後に
廃止となりましたが、その収入がささやかなものであることに変わりはありません。
モーちゃんの募金箱に投入されたものは、
牛や豚たちのいのちや、それを飼育してきた人たちなどの境遇などについて心を痛める
彼ら、彼女ら一人一人の日々の心配と、
「やさしい心」なのです。
Posted by 友愛社 at 13:32│Comments(0)
│モーちゃん